僕の小説第四弾「降り立つ大地、見知らぬ場所」

2011年8月半ば

私は“新藤ユカ”の名前でプリを作った。
プリというのはリネージュにおける「王子、姫」を意味するクラスでギルドを創設することが出来る。(リネージュでは“クラン・血盟”という)

久しぶりに降り立った初心者ゾーンは見知らぬ場所だった。
ほかの人に聞いたらここは“隠された渓谷”というらしい。

「ここが“隠された渓谷”? それ以前に何故私はこんな所に?」

私は疑問に思った。
以前はWIZとともに“歌う島”からのスタートだったはずだ。
その“歌う島”はどこに?
この“隠された渓谷”の変化は?

ほかの人に聞くと“歌う島”は無くなり“隠された渓谷”も新しくなったらしい。
私は以前の“隠された渓谷”の鍛冶屋の前がお気に入りだったのに・・・

そんなこんなで私は冒険を始めた。

Lvアップのための狩場は最早おなじみのDEC2F。
POTを大量に持ちしばし篭る
とはいってもものの10分で大量のPOTが尽きるわけだが。
そして狩りに疲れたら“話せる島”の宿屋前で疲れを取る
その繰り返しだった

そんな時声をかけてきた人がいる
「だめな王様」という人だった。

「クランどう?」

私はプリだったから入れるかわからなかったし自分でクランを作ろうと思っていたから迷った
だけど入ることにした
「だめなクラン」というクランに

色々な意味で私にとっては新鮮だった
恥ずかしながら自力のみでここまで(Lv40↑)Lvをあげたことがなかったのだった

私にとってそのクランがあっているのかどうかはわからない
だけどリネージュライフ初めてのPTリーダーもやったし、私にとっていい場所なのは確かなようだ。

ただ
他のみんなが私を受け入れてくれているのかどうかはわからない
いつ追い出されるとも知れないし、そうなったら本当に私には居場所がなくなる
“翔愛学園”のみんなは私のことを受け入れてくれているみたいだけど

そうして“新藤ユカ”のLvは48になり“エルペス”のLvにならんだ。
年末年始にはLv50を狙っているのだがかなうのだろうか?

このクランは居心地がいい、出来ればずっと在籍していたいのだけど…