僕の小説第六弾「ザ・スクールライフ2」

桜の季節。
それは出会いの季節。
それは別れの季節。
ai sp@ce が終了して幾年月。
ボクはどれだけの人と出会ってきたのだろう。
ボクはどれだけの人と別れてきたのだろう。
翔愛学園の校門から見上げる校舎。
今では馴染みの深い光景。
しばし校門で佇む。
出会いの尊さを想い。
別れの切なさを感じ。

校門に入ると高原麻友香のお姉さんが迎えてくれる。
登校するといつも最初に声をかけてくれる。
ボクはそれに返事をしたりしなかったりするが、大抵は突然下校してしまってお姉さんが心配するのだ。
申し訳なく思う。
そしてボクは出会ってきた人たちの姿を求め校舎をさまよう。
まだみんなが登校してくる時間ではないためか姿は見えないのだが。
校舎を一通り見た後、いつも大勢でにぎわっている花壇前に赴く。
挨拶をするとみんなが返事をしてくれる。
ボクは天文部の部活が始まるまでくつろいだりしている。
と、ふと面子が違うことがあるのに気づく。
なんでも、卒業してしまったり新入生が入ってきたりしてるんだそうな。
(この部分は付け足すかもしれない)
花壇前でくつろいだ後、時間になり天文部の部室に足を運ぶ。
早2年になろうとしている為か迷うことはもうない。
天文部の部室に入ると部長が声をかけてくれる、ボクも挨拶を返す。
天文部では星空についてよく話している。
ボクの知識では話についていくことが出来ないためただみんなの話を聞いているだけ。
なぜ天文部に入っているんだろう?と疑問に思うかもしれない。
なぜかと問われると「小学生のころ宇宙に興味があったからだ」と答える。
そのころはただの一度も太陽系惑星を見たことはないのだが。
図書室においてあった図鑑で“水金地火木土天海冥”を知り、もっと遠い星アンタレスベテルギウスのことも知るようになった。
光の速さで何百年もかかるような星があることを知り宇宙の広さを知ったものだった。
今では空を見上げれば金星と木星が見える。
ボクは想像で金星や月や火星の上を歩けるようになり遠くの星のことを思うようになった。
実を言うと宇宙人は存在すると思ってる。 なぜなら地球と同じ惑星がある確立が1000兆分の1だとしても10個や20個はあるはずだからだ。
(もっと詳しく言うなら文明はないかもしれないが)
と、まあそんな感じで天文部の部活は終わる。
引き続いてFM翔愛わふわふらじおの部活があるのだが、その前になぜ在籍するにいたったかを説明する必要があるだろう。
事の発端はボクが aisp.tv のURLを花壇前広場で公開してしまったことで始まる。
aisp.tv とは ai sp@ce のユーザーたちのコミュニティーである。
ai sp@ce が終了しても存続することになったのだ。
あるとき aisp.tv のURLが公開されて困っているとあるユーザーがメッセージで苦情を申し立てきた。
ボクはすぐにそのメッセージでユーザーと話をして和解した。
ボクがURLを公開するのを止めることにして。
そしてその人と友達になり、FM翔愛わふわふらじおの部会にお邪魔することになったのだ。
その部会は定期的にインターネットラジオを公開している。
ラジオの公開している DJ cafe muzie では常に30人位集まっていて大変にぎわっていて様々な人が雑談している。
ほとんどが放置なので会話には混ざらないが。
FM翔愛わふわふらじおの部長さんとは面識がないためかあまり話をしたことがない。
誘ってくれた友人がいればいいと考えているからなのだが、もっと話をしたほうがいいのだろうか?