僕の小説第二弾「始まる物語 ―いつしか終わりを告げる物語、そして再び物語は始まる―」

2008年10月頃
私はニコニコ動画であるリンクを見た

リンク先にあるサイトはニコニコ動画のアカウントで接続できるオンラインゲームだった

名前は ai sp@ce という。

私は早速クライアントソフトをダウンロードしパソコンにインストールした
ダ・カーポ島出身 “新藤由佳” の誕生である

傍らには “新藤深雪” という嫁がいた
私は常に“嫁”とともにいた

そのころの ai sp@ce にはNPCから頼まれるお使いがあって私は黙々とそれをこなしていた。
しかし ai sp@ce には友達ができなかったからゲームそのものに魅力を感じなかった
いつしか私は ai sp@ce にログインしなくなり今まで遊んでいたパンヤに戻ることになった

そして、どれくらいかの時が過ぎたころ
ふと ai sp@ce がやりたくなってソフトを起動した

私は久しぶりの ai sp@ce の変化に戸惑ったけど
新しくできた 影 を倒すミッションを少しばかり楽しんでいた
ミッションの内容自体は少し前にしていた某ゲームと同じだったからつっこんでしまった

“嫁”がレベルアップして
私は「打たれ強くなりたい」と思い ディフェンス にポイントを振ったんだ…

ミッションは進み “対決!スナイパー” というミッションのときなかなか敵が倒せなくて
私は「火力がほしい」と思った

すでにディフェンスに振った私にはどうすることもできなく
キャラクターを作り直す羽目になってしまった

シャッフル島出身 “新藤ユカ” それが私の新しいにキャラクターで
傍らには “新藤ミユキ” がいた

火力重視のアタックに振った私は “暁のスナイパー” まで進むことができてちょっと嬉しかった
まだLv20までのミッションしかなかった頃である

さて、チャット関連はというと外神田ビル入り口近くに立てた看板(?)の成果があって
一人友達ができた
名前は “巣鴨睦月” という

その人の紹介で ダ・カーポ島商店街4ch にお邪魔したのがアイスペースでの友達の始まり

結局パンヤと同じで自分から話すことはあまりなかったけど
そこにいるだけで楽しかった

そんなこんなで時はたち私はしばらくいなくなってしまった
その間に ダ・カーポ島商店街4ch は過疎ってしまったけどその頃になると私は別のchにも友達が出来ていたんだ
名前は “ミレニアム” 同じ島の同じ商店街の2chでその人に出会ったのが最後の物語の始まり

ある時…唐突に ai sp@ce の終了を告げられた

私はいつか終わりが訪れることを予感していたけれどまさかこんなに早く終わるなんて思ってもいなかった
オンラインゲームの終わりの瞬間に立ち会うのは初めての経験だけど
終わりの瞬間まで新しく出来た仲間たちと楽しく出来たのはいい思い出

友と再会の約束をし、 ai sp@ce は2011年6月30日午後8時31分にその幕を閉じた。


友との再会…それは約束が行われた翔愛学園にて果たされることになった

私に在籍データは
翔愛学園1年68組 出席番号273番

毎日午前0時30分くらいから2時30分くらいまでお茶会をしています
私は毎日は参加できないけれど大体土曜日の20時くらいには翔愛学園にいます

私の新しい仲間…みんないい人たちばかりです
昔のことを割り切るきっかけになった ai sp@ce での友…
私は失いたくありません

終り